新版『心臓病児者の幸せのために』
(2016年10月発行)
一般社団法人全国心臓病の子どもを守る会発行/2016年10月/頒価3,500円(税込)
子どもが心臓病と分かって不安な気持ちでいっぱいになりますが、わが子の病気について学び、受け入れていくことで前に進むことができます。
また、医療をうけながら学校生活をおくり、社会で生きていく力を身につけることが大切です。
小さなときに手術をしても、成人になってから新たな問題が出てくることもあります。
すべての心臓病児者が、その子その人なりの自立を目指していける希望のもてる本として、多くの医療者の方々にご協力いただき作った一冊です。
内容
第1章 こどもが心臓病といわれたら
子どもの心臓病を受けとめる
心臓病の子どもをささえる
第2章 病気の解説
先天性心臓病の種類と解説
不整脈疾患の種類
小児の後天性疾患
心疾患を合併する染色体異常と単一遺伝病
胎児診断でわかる心臓病
心臓病を診断する検査
第3章 心臓病の治療
手術などの治療を受けるにあたって
心臓病の手術
カテーテルインターベンション-低侵襲な治療方法と現状
不整脈-カテーテルアブレーションとデバイス治療
術後起こりうる問題と内科的治療
小児の心臓移植と人工心臓
再生医療~細胞シートを用いた信金再生治療の臨床研究
第4章 日常生活 ~乳幼児期から成人期にむけて
乳幼児期~家庭での生活と日常医療
先天性心疾患と発達障害
心臓病児ときょうだい
学齢期 ~充実した学校生活を送るために
思春期 ~ 大人になるための準備
緊急時に備えて
第5章 大人になった先天性心疾患患者
成人先天性心疾患とは
成人医療施設への移行と自己管理
診療体制の現状と課題
成人先天性心疾患の手術~第2ステージのはじまり
妊娠・出産を望むとき
心臓病の就労・就職の現状とこれから
第6章 心臓病児者をささえる社会保障制度
執筆していただいた先生 (50音順、敬称略、執筆当時の肩書にて)
- 鮎沢衛(日本大学医学部附属板橋病院)
- 市田蕗子(富山大学附属病院)
- 笠原真悟(岡山大学医学部附属病院)
- 桂木慎司(榊原記念病院)
- 川滝元良(東北大学病院)
- 小崎 里華(国立成育医療研究センター)
- 小澤綾佳(富山大学附属病院)
- 小垣滋豊(大阪大学医学部附属病院)
- 小山耕太郎(岩手医科大学附属病院)
- 権守礼美(神奈川県立こども医療センター)
- 坂本喜三郎(静岡県立こども病院)
- 佐藤勇(よいこの小児科さとう)
- 澤芳樹(大阪大学医学部附属病院)
- 白石公(国立循環器病研究センター)
- 鈴木嗣敏(大阪市立総合医療センター)
- 住友直方(埼玉医科大学国際医療センター)
- 武田和也(榊原記念病院)
- 立野滋(千葉県立循環器病センター)
- 丹羽公一郎(聖路加国際病院)
- 檜垣高史(愛媛大学医学部附属病院)
- 福嶌教偉(国立循環器病研究センター)
- 藤村真弓(成増高等看護学校)
- 朴仁三(東京女子医科大学病院)
- 水野芳子(千葉県循環器病センター)
- 安河内聡(長野県立こども病院)